世界はまだ君を知らない
私はまだ世界のことを、これっぽっちも分かっていなかった。
そして、世界もまた、私のことをこれっぽっちも知らない。これっっっぽっちもだよ。
同じ空間だけで過ごすとその中での位置しか分からない。
非日常的な空間に足を踏み入れると、現在地を少し把握できるんだ。
先日のマレーシアへの渡航が、こんな世界もあったんだと、そう気づかせてくれた。
そしてまだまだ世界を見たい、知りたいとも。
海外が好きっていう表現をするとまた違ってくる。
ただ知らない世界を知りたいだけ。
その非日常を日常に出来ればどんなに可能性が広がるだろう。
居心地のいい環境は時に大敵。
これはかなり恐ろしい。
だから私は、3年間続けた飲食店でのアルバイトを辞めた。
働くスタッフはみんな大好きだった、楽しい職場だった。
居心地が良すぎた。
仕事では社員の代わりを務め、出来ない仕事はほぼなかった。
それ以上の成長を見込めなかったから辞めた。
楽しいだけじゃダメだ。
厳しい環境に身を投じると環境適応力が身につく。
現に世界は凄まじいスピードで進化していて、環境に適応した者だけしか生き残らない。
だから私は1人でも新しい環境に飛び込みたい。
次々に自分が持ってる情報をアップデートする必要がある。色んなことに興味を示して。
何これと思えば手を伸ばせばいい。
行きたい国があったとして、行こうとしたら「危ないから辞めなさい」って親に言われたとする。
(ウチの親は「気をつけて」としか言わないから問題ないのだが、、、
あくまでもよく聞く例として。)
百歩譲って親がそこに行って自分の目で確かめたことがあって危ないと判断したのならば、それは聞いておいた方がいいかもしれない。
実際に体験した人の口コミほど信用できるものはないから。
でもそうでないのならば、何を持って危ないと判断しているのか。テレビで見てなのか、人から聞いてなのか、それともなんとなくなのか。
そうだとしたら、私は無視して行く。
ネガティブな先入観は捨てろ。
自分で見ないと何がどう危ないのか分からないし、もしかしたら本当は「なんだよ、全然危なくないじゃないか!」と思うかもしれない。
自分が行きたいと思った、やりたいと思ったその瞬間が一番のチャンスだと思う。
この思考は2人の友人の行動を観察して学んだ。
1人はこのブログの常連、かっちゃん。
もう1人はタイの空港で出会った同い年の男。
羽山 健。
この男の紹介は、こちらの記事の後半に。
ちなみに出会った時、健はケータイを持っていなかった。
なんでも、シンガポールで失くした!落ち込んでもしょうがないから拾った人にプレゼントしたと思ってる!
って言ってた。控えめに言って、バカだと思う。でも大好きだ!!
鬼の前向き。私はこんな考え方できない、、、
ね、出会った瞬間からすでに面白い。
彼らぶっ飛んでるから、毎度自分はまだまだだなと思わせてくれる。尊敬でしかない。
少し話がズレたけど、
結局何が言いたいかって、
「自分が興味を持った時ほどインプットする能力は絶大な力を発揮する」ってこと。
実際に私は数学は毎回ほぼ0点なのに、英語だけはいつもほぼ満点だった。
数学は好きになれなかったけど、英語は好きだし、喋れるようになると楽しかった。
今でも数学の公式はまるで覚えてないのに、
好きな洋楽の歌詞は覚えてる。
まさに今もそう。
学校のレポートで2000字書けって言われたら、全く手が動かないのに、
ブログで好きな事発信しようと思ったら、もう手が止まらない。
2,000字なんてチョチョイのチョイ!!
どんどん書けちゃう。
「書かされる」という学校の課題のような「受け身」ではないから。
「書きたい」から。
何度も言う。
楽しい時、自分が興味を持った時こそインプットする能力は絶大な力を発揮する。
その一瞬が、チャンスだ。
旅は、ワクワクする。でも全く楽しいだけじゃない。不安で心配で仕方ない。目をつぶりたくなるような、体がぞくっとするような、楽しめない瞬間もある。
だけどそれも現実で、目を背けることはしない。
というかそれがいい、平和ボケしないに尽きるから。
自分が持ってる常識なんて通用しないから。
気をしっかり持つこと。油断は禁物。
自分の目を信じるんだ。
色んな情報が簡単に手に入るようになった。
足を運んで見なくても大体のことは分かるようになっている。
けれど、自分の目を信じたい。
なぜ?どうして?と問いを立てて、それを確かめたい。
自分の目で見て感じたものが真実だから。
仮説&検証を永遠に繰り返す。
知らない事ほど恐ろしいものは無い。
将来、子どもができた時、色んな世界を見せてあげたい。
必ず可能性は無限大だと教えてあげる。
選択肢をなるべくなるべく増やしてあげる。
こんな生き方も、あんな生き方もたっっっくさんあるんだって、教えてあげる。
小さい世界でしか生きていけない人間にならないように。
私の親がしてくれたようにね。
考えたら負け。時間はない。
だって、
「君はまだ世界を知らないし、
世界もまた、まだ君を知らない。」
【あとがき】
「世界はまだ君を知らない」
高校時代にドハマった同郷の歌手、
阿部真央さんの曲のタイトルがものすごく好きだからお借りした。
歌詞がすごく好きで、パワーもらえる。
死ぬ気でやらなきゃ
それなりで終わってしまうから
まだ足りない
君が目指すのは
まだずっと先だ
厳しいことを訴えながらも、
待ってるだけじゃ
何も手にできるわけないから
いつだって 前を見て
頑張ってる君が好きだ
こぼした涙も
君が輝いてる証拠
苦しみ抜いた 今、 今日が、
きっと 誇らしく思える
未来は 今君のその手に
背中を押してくれる。
真央ちゃんの歌詞が好きだ!
続きがきになる方はコレ見てみてください。
あの時の私は、今の私がこのタイトルでブログを書いているなんて思ってなかっただろうな。
高校1年生の夏、初めての海外でカナダのバンクーバーに1人で行った。
その1年前、私はずっと入院してて車椅子に乗っていた。
だから、高校時代は部活ができなかった。
※この話はこちらの記事をご覧ください。
両親が、三度の手術を頑張った私へご褒美に、初海外渡航の切符をプレゼントしてくれた。
ママが、バンクーバーに着いたら読んでねってくれた手紙には、入院当時の患者認識用リストバンドが入ってあったな。
そして、手紙にはこう書いてあった。
「パパとママが人生で一番つらかったのは、夏菜の入院です。
あの時のことを考えたら、夏菜がカナダに行けるのは天国です。
大事な娘の体に三度も傷をつけて、一生忘れないよ。
これからも苦しい時は何度もあると思う。でも家族がついてるからね。
自分の体を大事に、少しプライドを下げて、ゆっくり成長して優しいお母さんになってね。
いってらっしゃい。泣き虫ママより。」
手にしたカナダへの切符。
バンクーバーに降り立って、
日本しか知らなかった自分があまりにちっぽけで落ち込んだ。
パパ、ママ、新しい世界を見させてくれて、本当にありがとう。
高校1年生の私へ。
今21歳の私は、あの時の経験を無駄にせず、確実に少しずつ前に進んでいます。
歩けなかったあの日々よりつらいモノは、もう無い。
自分の足で、一歩一歩、前へ、前へと、進んでいる。
まだまだこれからこの広い世界を見て、大きく、強く、逞しく、
魅力的で自分が素敵だと思える女性へとなっていきます。
このブログを読んでくれたあなたは今、何を感じてる?
どう思った?
心が痛かったりするのかな?
私もすごく心が痛い。この記事を書きながら今私は泣いている。
(私は映画公開時の全米より簡単に泣く)
自分で超絶生意気に、こんなことを書いてしまったら、アクションを起こさないことは許されないから。
毎日読んでくれる方がいる限り、私はその読者を絶対裏切れない。
未来が不安だ。でも、絶対裏切らない。約束する。
大丈夫、遅いなんてことはない。
今がチャンスです。
この後、どういう行動を取るかで、何かが変わるってことぐらいは分かるんじゃないかな。
大丈夫、あなたならできる。できるよ。
一緒に行こう。
願晴れ、私も願晴る。
顔張れ、私も顔張る。
世界はまだ君を知らない。
以上、今私が一番伝えたい事でした。
今日この記事の「下書き」を読んでくれたみんな、ありがとう。
1,2分で読めるという大嘘をついて、
それに騙された純粋で優しいみんなが読んでくれました。笑
騙してごめん〜〜、愛してるよ〜〜!
ありがたいことに、
「この表現はこっちの方がいい」など、
たくさんのご指摘をいただいた。
おかげで、満足のいく記事が書けました。
そして、その下書きを読んでくれた人全員に、
「この下書きをさらにパワーアップさせて、投稿するから楽しみにしてて」
と言った。
どうかな?パワーアップしてたかな?^ ^
頑張ったよ!
Twitter、Instagram、Facebook、LINEなんでもいいです。
シェア、よろしくお願いします。
パパが今日からタイに行くらしい。
私もそろそろ行きたい、4度目のタイに!
タイ人の友達からしょっちゅう
「かんなまだ来ないのー?」って連絡くるから笑笑
誰か一緒いこ〜〜
という事で、タイ、バンコクの
ワットパクナムで撮った写真をシェア。
最後まで読んでくれてありがとう。
今日も1日お疲れ様。
愛してる。
3936文字